新茶とは 新茶のおいしい入れ方
まもなく新茶の季節がやってきます。
桜前線があるように、新茶前線があり温暖な南からはじまり北上していきます。
産地によって時期は異なりますが、新茶の季節は4~5月です。
さて、
新茶ってなあに? という方に簡単にご説明します!
越冬したチャの樹が、春先になり、芽吹いた最初の新芽を摘んでお茶にしたものを一番茶または新茶と呼びます。
では、その違いは?
「新茶」
摘みたてをすぐ出荷。このときにしか味わえない新緑のように爽やかな味と香りをもっている。
「一番茶」
新茶シーズンに摘んだお茶を温度管理しながら大切に保管。高級煎茶の原料として年間を通じて出荷されます。
一番目に摘んだ葉なので「一番茶」。
新茶と一番茶は、収穫時期は同じです。
摘みとってすぐ、タイムリーにお客様にお届けする「お茶のハツモノ」が新茶と呼ばれます。
新茶のおいしい入れ方は?
新茶は香りも楽しみのひとつです。
蒸気で香りを引き立たせるようにやや熱めの80℃くらいのお湯でサッと入れるのがおすすめ。
お茶の甘みを楽しみたい場合は70℃にしましょう。
日本茶は、お茶をいれるときのお湯の温度が低いと甘みが引き立ちます。
茶葉おおさじ1杯(約8g)を急須へ
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80℃くらいのお湯を静かに急須へ注ぎ、
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フタをして約30秒待って
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お茶を湯のみにそそぎわけます
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最後の一滴まで注ぎ切りましょう
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いただきます!
二煎目からはお湯をいれたらすぐに湯呑に注ぎます
風味の変化を感じつつ、三煎目くらいまで楽しめます
新茶いつまでに飲む?
いただいた新茶は来客時に備えて大切に保管しています・・・という方がいらっしゃいますが、むしろもったいない!
新茶のみずみずしさは、時間の経過で少なくなってしまいますので、できるだけ早く飲むことをおすすめします。
開封したら1か月くらいで飲みきり、なんとなく梅雨の季節がくるまでには飲んでしまいたいですね。
もちろん、時間が経過したら飲めなくなってしまうということではありません。あくまでも目安として知っておいてくださいね。
気力を養うハツモノ?
日本では、その年初めて収穫された初物(ハツモノ)には、他の食べ物にはない生気がみなぎっているはずで、それを食べれば新たな生命力を得ることができると考えられていました。栄養価はもちろんですが、気力を養うという意味もあるのです。
年に1度しかない機会。
ぜひ今年の新茶を楽しむ時間をつくってみてくださいね。
元気が出る!はず!